東大寺
奈良県には数々の歴史的な建造物や遺跡が点在していますが、その中で最も有名なのが、東大寺の大仏殿(とうだいじのだいぶつでん)です。大仏殿は世界最大級の木造建築物であり、国宝にも指定されています。
この大仏殿には高さ約15メートルの銅製の大仏が祀られており、その壮大な姿は圧巻であり、多くの人々がその迫力に感動します。
この大仏は、聖武天皇が、災害や政変、反乱などが相次ぐ当時の社会不安を、仏法の力によって解消しようと造立を決定し、天平勝宝4年(752年)に開眼法会が盛大に行われました。
なんと大仏と大仏殿の造立には当時人口の約半分、のべ260万人もの人々が協力しました。