奈良公園
奈良公園は660ヘクタールの広大な地域にまたがり、貴重な歴史的文化遺産を包蔵する春日大社、興福寺、東大寺、国立博物館、正倉院等々と、これらをとりまく雄大で豊かな緑の自然美が調和して、他に類例のない歴史公園とも称されています。木々に映える堂塔伽藍、若草に萌える芝生、鹿の群れ遊ぶ風情、「大仏と緑と鹿」で代表される奈良公園は古都奈良の顔でもあります。
奈良公園の最大の魅力は、野生の鹿との触れ合いができることです。奈良では春日大社に祀られている神様(武甕槌命)が白いシカに乗ってやってきたという伝説があり、万葉集(750年)には実際にシカがいたことが書かれています。
そのため鹿が神聖な存在として崇められており、奈良公園内には約1,100頭もの鹿が自由に生息しています。公園内を歩くと、鹿たちがあなたに興味津々で近づいてきたり、鹿せんべいを与えることができます。鹿と触れ合う貴重な体験は、奈良公園ならではの魅力と言えるでしょう。
公園内には美しい池や広場もあり、四季折々の風景が楽しめます。春には桜が咲き乱れ、秋には紅葉が美しく彩り、公園全体が色とりどりの景色に包まれます。散策しながら自然の美しさを堪能することができます。